ワンダーランド - I
ワンダーランド到着
グーフィー:
あれ? 誰かくるね。
時計を持ったウサギが駆け込んでくる
白ウサギ:
たいへんたいへんチコクチコク!
あの方きっと、お待ちかね!
急いでいかなきゃ、しかられる!
首をかしげる3人
白ウサギ:
もし裁判におくれたら今度はわしの首が飛ぶ!
驚くソラ
ソラ:
首!?
なんだそれ!
白ウサギ:
歩いてたんじゃ間に合わない!
再び走り出す白ウサギ
ソラ:
首…って言ってたよな?
ドナルド:
風景はのどかだけどぶっそうなことになってるみたいだね。
歩き出すソラ達
はじまりのキーカード入手
裁判場へ到着
グーフィー:
みんな集まって何をしてるんだろう?
ドナルド:
あっ!白ウサギが言ってた裁判じゃないかな?
白ウサギ:
被告人アリス!
なぜ裁判にかけられたのかわかっているな?
アリス:
わかりません!
私、悪いことなんてしてません!
ハートの女王:
シラを切るつもりかい?
おまえの罪は、この国をおびやかすハートレスに協力したことだよ!
アリス:
待って!
そんな証拠はどこにあるの?
ハートの女王:
証拠は…思い出せない!
それが証拠だ!
つまりアリス、おまえは私の記憶を盗んだのだ!
白ウサギ:
かしこい女王様の記憶が盗まれたせいで、ハートレスを対峙できません。
アリスの責任は重大です!
アリス:
そんなのってないわ!
女王だかなんだか知らないけど物忘れを私のせいにしないで!
ハートの女王:
なんと…!
このハートの女王をぶじょくするか!
私の記憶を素直に返せば許してやろうと思っていたけどなんと身勝手な!
ソラ:
身勝手なのはどっちだよ!
ソラ、走ってアリスの横に立つ
グーフィー:
ソラ?
ハートの女王:
判決を言い渡す!
被告人アリスは死刑!
ソラ:
待てよ!
首をかしげるハートの女王
ソラ:
こんな裁判、むちゃくちゃだ!
アリスが犯人って決めつける前にもっとちゃんと調べろよな!
ハートの女王:
どういうことだ?
私の記憶を盗んだ真犯人がアリスではないというのか?
そうか、おまえは誰が真犯人か知っているのだな!
ソラ:
え? それは…。
ハートの女王:
もし言えないなら判決どおりアリスは死刑だ!
さあ、真犯人は誰だ?
答えるがいい!
ソラ:
えっと…それは…。
考え込むソラ
ソラ:
俺が犯人だ!
周囲の全員が驚く
ハートの女王:
なんだって!
グーフィー:
そ、そうなの!?
ソラ:
そうじゃないけどこう言うしかないだろ!
ハートの女王:
おまえたち!
この者どもを、ひっとらえろ!
トランプ兵達が襲ってくる
戦闘終了
ソラ:
ふう…。
ドナルド:
あれ? アリスは?
グーフィー:
逃げ出したみたいだね。
ハートの女王:
でも、おまえたちは逃がさないよ!
トランプ兵が歩み寄ってくる
ドナルド:
またっ!?
ソラ:
逃げろっ!
逃げるソラ達、後からトランプ兵が追ってくる
みちびきのキーカード入手
ワンダーランド - II
アリス発見
ソラ:
大さわぎになちゃったけどとにかく無事でよかったよ。
少し考え込むアリス
アリス:
ねえ、念のため聞いていい?
さっき『俺が犯人だ』って言ってたけど…。
ソラ:
まさか!
女王の記憶なんか盗まないよ。
グーフィー:
ソラがああ言ったのはアリスを助け――
ドナルド:
カッコつけようとしたんだよ。
下を向くソラ
アリス:
そうだったの?
でも、助けてくれたことに変わりないわ。
ありがとう、ソラ。
アリスがそう言った後、いきなり横の木にチシャ猫が現れる
驚くアリスとソラ達
アリス:
チシャ猫だわ!
チシャ猫:
スタコラ逃げて安心かい?
だけど早いよ、一安心には。
一度消えて、反対側の木に再度現れるチシャ猫
チシャ猫:
とってもしつこいハートの女王。
忘れた記憶がもどらぬうちは君らの顔も忘れはしない。
女王の記憶を取り戻さないと君らは、疑われたままでずうっと追いかけまわされる。
おぼえてるから忘れた?
忘れたことおぼえてる?
どっちでもいいけどね。
ソラ:
と言われてもなあ…。
あんな女王、ほっといてもいいんじゃないか?
ジミニー:
でもソラ、私たちは良くてもアリスはどうなる?
もし彼女がまた女王につかまったら!
考え込むソラ
ソラ:
女王をなんとかするしかないってことか。
チシャ猫:
なんとかしないといけないけれどなんとかしなくてもいいとも言える。
ソラ:
は?
また消えて違う木の上に現れるチシャ猫
チシャ猫:
思い出せない記憶ならなかったことと同じこと。
なかったことは思い出せない。
むりやり思い出そうとすればいつかウソにすりかわる。
ソラ:
ウソ…?
また消えるチシャ猫
チシャ猫:
チシャ猫のヒントはここまで。
あとは自分で考える。
真実へのキーカード入手
真実へのキーカードを使って次の部屋へ
グーフィー:
あれ、なんだろう?
急にフンイキが変わったね。
アリス:
調べてみましょう!
アリス、部屋の奥へ歩いていく
アリス:
きゃあっ!?
驚くソラ達
ハートの女王とトランプ兵達登場
ハートの女王:
私から逃げられると思ったのかい?
ソラ:
しまった!
ハートの女王:
さあ、おまえたち!
私の記憶を盗んだ罪をつぐなって――
いきなり部屋全体に強い光が2〜3回降注ぐ
ハートの女王:
つぐなって…。
つぐ…なって…?
不思議がるハートの女王
ハートの女王:
おや?
なんだ? 私はどうしてこんなところにいるのだ?
ウロウロと辺りを見渡すハートの女王
ドナルド:
あれ?
ハートの女王:
私はいったい何をしているのだ?
ええい、わからん!
ソラ:
どうなってるんだ?
グーフィー:
もしかして、また記憶を盗まれたんじゃない?
いきなりまた光が2〜3回降注ぐ
アリス:
気をつけて!
何か来るわ!
また何度か光が降注ぎ、トリックマスター登場
ソラ:
こいつが女王の記憶を盗んだのか!?
戦闘開始
終了
ハートの女王:
おい、おまえたち!
これはどういうことなのだ!
あのハートレスは、いったいなんだったのだ?
ソラ:
どういうことって言われてもなあ…。
ハートの女王:
答えられないと言うのか?
さては何かたくらんでいるな?
ハートの女王、後ろのトランプ兵達の方を向いて
ハートの女王:
あやしい連中だ!
ただちに、ひっとらえよ!
トランプ兵達構える
アリス:
待ってください、女王様!
ソラと私は、女王様の命令でハートレスを退治したんです。
構えを解くトランプ兵達
ソラ:
え?
アリス:
用心深い女王様が、私たちをうたがうのは当然です。
だから私たちは、うたがいをはらすために戦ったんです。
そうよね、ソラ。
ソラ:
あ…そうそう!
そうだった…じゃなくてそうです、女王様!
ハートの女王:
私が…命令したのか?
アリス:
まさか、かしこい女王様がおぼえていないんですか?
ハートの女王:
何を言う!
私が忘れるはずがない!
もちろん、私が命令したのだ。
アリス、ソラ、よくやった。
ハートの女王とトランプ兵達、去ってゆく
アリス:
ふう…うまくいったわ。
ソラ:
頭いいなぁ。
こんな方法で、何とかなるとは思わなかったよ。
アリス:
ほら、チシャ猫が言っていたわ。
『むりやり思い出そうとすればいつしかウソにすりかわる』って。
ハートの女王は、忘れたことをみとめたくないばかりにむりやり思い出そうとして――
自分で生み出したウソの記憶に自分でだまわれちゃったのよ。
考え込むソラ
アリス:
どうしたの?
ソラ:
ん…なんでもない。
とにかく、これで心配はなくなったかな。
グーフィー:
もう女王も僕たちを追いかけたりしないよね。
なんたって僕たちは女王の命令でハートレスをやっつけたんだもんね。
ドナルド:
グーフィーまでだまされてどうするの!
次の世界へ向かおうとすると、グーフィーが立ち止まって考える
ドナルド:
どうしたの?
グーフィー:
さっき話したブキミなお城のことなんだけどね。
やっぱり、かんちがいじゃないよ。
考え込むソラとドナルド
グーフィー:
だって、あのお城でソラはカイリの心を助けるためにキーブレードを使って――
一度、消えちゃったじゃないか。
僕、とっても心配だった。
忘れられるはずないよ。
ソラ、思い出す
ソラ:
ああ、俺がハートレスになっちゃった時か!
でも、あれって…城…だったか?
ドナルド:
そんなことも忘れちゃったの?
僕だって、あの時のことちゃんとおぼえてるよ。
ソラ:
なんて場所だっけ?
ドナルド:
それはもちろん――
言おうとするが城の名前がでてこないドナルド
ドナルド:
ねえジミニー。
僕らの旅のことは全部ジミニーメモに記録してあるんだよね。
ジミニー:
もちろん、記録してあるとも!
この城に来る前に、ちょうど一冊書き終わったところなんだ。
ええと、古い方のメモは、どこにしまったかな?
おっと見つけたぞ。どれどれ…。
ページを見て驚くジミニー
ソラ達は不思議がる
ジミニー:
な、なんてことだ!?
ジミニーメモがみんな消えてる!
どのページも、まっしろだ!
ドナルド:
なんだって!?
ジミニー:
いったいどうして!?
ずっと大事に持っていたのに!
ああ…私の大切な記録が…。
ソラ:
記録が消えるなんて…。
なんなんだよ、この城…。
次の階へ
金髪の少女が一人で座って絵を描いているムービーが流れる
忘却の城 2階 ホール
忘却の城3階到着
ドナルド:
それにしても、変な城だなあ。
記録まで消えるなんてわけがわからないよ。
ソラ:
…たぶん、記録だけじゃない。
首をかしげるドナルド
ソラ:
さっきグーフィーが、前に行った城のこと話したよな。
でも俺たちみんな、思い出せない。
それって…。
ひょっとして、俺たちの記憶がなくなってるってことじゃないか?
驚くドナルド
ドナルド:
記憶? 思い出が?
そんなのってアリ?
ジミニー:
思い出した!
アクセルの仲間が言っていたぞ!
『ここは手に入れるかわりに失い失うかわりに手に入れる場所』だと!
あれは、記憶をなくすという意味だったんだ!
考え込むソラとドナルド
ソラ:
先に進めば、思い出を忘れる…だから『忘却の城』なのか!
ドナルド:
じゃあ、上に行けば行くほど今までのこと、忘れちゃうの?
考え込むソラ
ドナルド:
このままどんどん忘れて思い出せなくなったらどうしよう?
ソラ:
リクやカイリのことも…。
ドナルド:
やっぱり帰ろうか?
グーフィー:
大丈夫だよ。
グーフィー、ソラ達の方へ歩み寄ってくる
グーフィー:
行った場所や見たものは忘れるかもしれないけど友達のことは忘れないよ。
ドナルド:
そうかなあ…。
グーフィー:
ねえ、ソラ。
ソラがハートレスになった時僕たちのこと、忘れちゃった?
驚くソラ
ソラ:
忘れるわけないだろ。
グーフィー:
ほらね。
どんなことがあったって忘れないってことだよ。
考え込むソラ
ソラ:
…だよな。
ありがとう、グーフィー。
ドナルド:
友達のことを忘れるはずないんだよね。
よーし、もうこわくないぞ!
みんな、行こう!
ドナルド、勇みながら先へ進む
ソラ:
俺がハートレスになった時ぜんぜん気づかなくてさんざんたたいたのは誰だっけ?
驚くドナルド
ドナルド:
そういうことは忘れていいの!
ソラ:
はははははっ!
笑い合うソラ達