忘却の城 8階 ホール - I
リク登場
リク:
しつこいな、ソラ。
さっさと引き返したらどうだ。
ソラ:
おまえとナミネを助けるまで帰れないよ。
リク:
助けてほしいってたのんだおぼえはないけどな。
ソラ:
リク…忘れたのか?
カイリだって、おまえの帰りを待ってるんだぞ。
リク:
おまえこそ忘れたのか?
キングダムハーツの扉を閉める時に言ったはずだ。
『カイリをたのむ』ってな。
そういうことさ。
俺はもう、あの島には帰らない。
そう決めたんだ。
ソラ:
カイリだけじゃないだろ!!
たくさんの友達が――
リク:
あんなどうでもいい連中なんてとっくに忘れたよ。
ソラ:
なんだと!
リク:
ソラ、おまえはどうなんだ?
島の連中の顔、ひとりひとりおぼえてるのか?
ソラ:
そんなの、あたりまえ…。
リク:
気にするなよ。
この城ですごしてるうちに誰でもこうなる。
そうさ。どうでもいいことを忘れて初めて、本当に大切なことを思い出せるんだ。
俺は思い出したんだよ、ソラ。
今の俺にとって、いちばん大事なことがわかったんだ。
ここでナミネを守る。
それ以外はもう、どうでもいい。
驚き、うつむいて考え込むソラ
ソラ:
なあ、リク。
キーブレードを構えるソラ
ソラ:
戦ったら思い出すかな。
リク:
試してみろよ。
戦闘開始〜終了
リク:
くそっ…。
…ふん、残念だったな。
おまえなんかと戦っても俺はなんにも思い出さない。
もう少し、戦ってみるか?
ソラ:
…もういい!
なあ、リク。
ケンカするヒマがあったら一緒にナミネを助けようって!
リク:
一緒に…だと?
おまえらしいよな。
そうやって、おまえはいつも俺の心にふみこんでくる!
ソラ:
待てよ!?
俺がいつ、そんなこと…。
リク:
ふん、どうせ忘れたんだろ。
おまえにとっては、どうでもいいことだったんだ!
上の階へ上がっていくリク
ソラ:
かならず助けてやるからな。
忘却の城 8階 ホール - III
ソラ:
ふう…。
おかしいよな。
俺たち、考えてることは一緒なんだ。
ふたりともナミネを助けたいとおもってる。なのに、なんでケンカになるんだ?
そりゃ、リクとは昔からいろんなことでぶつかってきたけどさ。
ドナルド:
うん、たしかに!
グーフィー:
ケンカするほど仲がいいっていうよね。
ソラ:
うん、俺はそう思ってた。
でも、あいつは違ったのかな。
ドナルド:
な〜に弱気になってるの!
いつだって一緒に遊んでたんでしょ。
ソラとリクと、カ…
カ…。
誰だっけ?
ジミニー:
ふむ…私たちの記憶も、だいぶあやしくなってきたね。
ソラ! 先を急ごう。
リクだって、ちゃんと話せばきっとわかってくれるよ。
ソラ:
だよな。
いつだって一緒だったもんな。
俺とリクと…。
ナミネはさ。